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No.592
(ぶんがくのこみち 08.しがなおや)
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『暗夜行路』「六時になると上の千光寺で刻の鐘をつく。ごーんとなると直ぐゴーンと反響が一つ、又一つ、又一つ、それが遠くから帰ってくる。その頃から昼間は向島の山と山との間に一寸頭を見せている百貫島の燈台が光り出す。それがピカリと光って又消える。造船所の銅を溶かしたような火が水に映り出す。」宮城県石巻市生まれ。大正元年秋〜2年中頃まで千光寺山の中腹に居を構えていました(現志賀直哉旧居)。大正10年より12年まで大作「暗夜行路」を発表。この碑は尾道の名誉市民、小林和作画伯が筆を執ったものです。
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『暗夜行路』
「六時になると上の千光寺で刻の鐘をつく。ごーんとなると直ぐゴーンと反響が一つ、又一つ、又一つ、それが遠くから帰ってくる。
その頃から昼間は向島の山と山との間に一寸頭を見せている百貫島の燈台が光り出す。それがピカリと光って又消える。
造船所の銅を溶かしたような火が水に映り出す。」
宮城県石巻市生まれ。大正元年秋〜2年中頃まで千光寺山の中腹に居を構えていました(現志賀直哉旧居)。大正10年より12年まで大作「暗夜行路」を発表。この碑は尾道の名誉市民、小林和作画伯が筆を執ったものです。