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No.706 八朔発祥之地の碑

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撮影ポイント/ 座標:34.30379826412 , 133.171953856945

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No.706


八朔発祥之地の碑

(はっさくはっしょうのちのひ)

撮影日2009-9-9
DL回数88
ファイル容量2.45MB
画像サイズ1992×3000 ピクセル(オリジナル高解像度)
撮影者尾道観光協会

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因島・密厳浄土寺の境内には「八朔発祥之地」と刻まれた石碑があります。
これは八朔が江戸時代後期にお寺の境内で偶然発見されたことによるもので、現在では因島の特産となっています。
その時に発見された八朔の原木はお寺の本堂に祀られています。

::碑文(裏面)::

因島の柑橘の歴史は古く五百年を越え室町時代の初期と傳えられ江戸時代中期以後に盛んとなり嘉永年代その種類は数十種に及ぶ
八朔は田熊村大将軍なる淨土寺の寺領に偶発実生した柑樹に美果の結実しあるを萬延年間時の住職十五世惠徳上人の発見されたるを起源とする
當初ジャガタと呼びなしていたが明治十九年八朔(旧八月一日)の頃より食し得られることから八朔と命名し苗木の育成と頒布を始めらる
明治四十三年柑橘学の世界的権威者スヰングル博士・田中長三郎博士と同道して調査に来島されし際現存した六十余種の雑柑の中から八朔の優秀性を認識され興隆の機運となる
大正十四年秋田熊出荷組合設立されるや村農会技師田中清兵衛・組合長岡野佐太郎・副組合長村上壽一氏等を先達として大市場への進出を企図し生産者の奉仕による試食果を送りまた独創の包装紙をつくる等販路開拓につとめること五十余年八朔の眞価は次第に消費者に定着し苗木の普及も柑橘産地全域に渉り質・量とも晩柑の王座へと輝しい発展を見るに到った
茲に八朔発祥の地の誇りと開発に藎瘁された先人たちの遺業を讃えこれを後世に傳えんとするものである

因島八朔顕彰会
昭和五十一年三月吉日建之 <

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