おのなびの
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尾道
ぶらり尾道探検隊|
6年間に渡って取材した尾道の情報アーカイブです。情報が古いものもありますが、まだまだ使える情報が盛りだくさん。まずは読んでみてね。
2002年11月号:Vol.5
帆布(はんぷ)って分かるかな?
工房おのみち帆布 〜尾道海物語〜
今月はハンドルネーム「あずき」さん他からご要望のありました『工房おのみち帆布』を特集します。
帆布(「はんぷ」と読む)・・・っていったいなんでしょう? 皆さんのご要望にこたえるべく担当D、取材敢行です!!(おおげさ)
取材日:平成14年11月1日(金) 天候:くもり
【ここにあります】
まず肝心のお店の場所ですが、JR尾道駅より東にテクテク歩いて商店街に入り、 そこから徒歩3分ほど。
お店の向かいには尾道で名の知れた元銭湯で今は喫茶・軽食の『ゆーゆー』さんがあります。
布製の看板やれんががおしゃれです。
【中へ入ろう】
それではお店に入ってみましょう!
こじんまりとしたお店ですが、ほのぼのした感じが伝わってきます。
お店というよりはやっぱり工房といった感じのほうが合っていますね。
まずは「おのなび」の特集で恒例になりつつある?スタッフ紹介といきましょう。 左が木織さん、右が田口さんです。とても人当たりのいい方たちです。
忙しい中、取材にご協力ありがとうございました。
【はんぷとは?】
簡単に言うと、昔、帆船の帆などに使っていた布のことです。
材料は綿で作られていて、分厚く丈夫な布です。
港町の尾道では一般的なもののようでしたが、時代が進んで化学繊維の台頭もあり需要が減っていきました。
最盛期には尾道だけで10軒ほどの工場があったようですが、現在では帆布のみの製作工場は全国でも数件まで減ってしまっています。
尾道には現在、1軒だけ残っています。
【帆布製品いろいろ】
・・・という背景の下、スタッフの木織さんがある帆布工場を見学したとき、 ふつふつとある気持ちが生まれてきたそうです。
「環境問題が深刻な現在、天然素材の『帆布』をぜひみんなに知ってもらいたい!」 「また港町尾道にこれほどあった素材はない。
ぜひこれを使ってお土産を作りたい!」ということで今年4月にお店がオープンしたのでした。
バッグ、ぼうしからブックカバー、ストラップといった小物までいろいろ揃っています。 色も白ばっかりじゃなく、カラフルです。
ほかには現代らしく、ノートパソコンケースやCDケースもありました。
【最後に】
〜〜スタッフの木織さんより〜〜
「商品は数百円より取り揃えています。またオーダーの取り扱いもしているのでご注文ください。また、ミシンが使える方は体験の方もしていただけます。」ということでした。
■担当D、木織さんの『帆布』に対する情熱には脱帽でした。 木織さんは毎年夏に芸大生を呼んで帆布展を行っているそうです。
また、千光寺公園で行われた『郷土作家工芸展』にも出品されました。■
― 工房おのみち帆布 ―
アクセス: JR尾道駅徒歩7分。
定休日: 毎週火曜日
営業時間: 平日………11:00〜17:00
土日祝日…10:00〜17:00
問い合わせ先: 工房おのみち帆布 0848-24-0807(ファックス兼)