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尾道
ぶらり尾道探検隊|
6年間に渡って取材した尾道の情報アーカイブです。情報が古いものもありますが、まだまだ使える情報が盛りだくさん。まずは読んでみてね。
2006年10月号:Vol.39
「尾道灯りまつり・ローソクアート」
〜ローソクのゆらぎに思いをはせる〜
9月最後の土曜の夜、尾道のまちは3万個ものローソクの灯りに浮かび上がりました。
今回はその雰囲気を少しだけレポートします。
「尾道灯りまつり」は今年で3回目を迎え、尾道の秋を代表する祭になりつつあります。
市内のお寺やその参道を紙で作ったぼんぼりにひとつひとつローソクを入れて、夜の尾道を彩ります。
そもそもなぜ尾道で「灯りまつり」なのかというと、その昔、尾道が港町として全盛を誇ったころ、町のいたるところにある常夜灯の灯りが入港の目印となっていたことに由来していて、その灯りを現代によみがえらせようということのようです。
年々規模は大きくなってきていて、今年はついに市内全体で3万個もの灯りをともし、ギネスブック登録へチャレンジするまでになりました。
主なライトアップのポイントとしては「JR尾道駅前緑地帯」、「市内15カ寺」とその参道などです。
海岸から山の上まで参道に灯る明かりは、まるで何匹もの龍が天空へ駆け上っているようにも見えます。
風水学では山なみを龍に例えるそうで、尾道は周りを山にぐるりと囲まれているので、そのようなイメージも自然と沸いてくるのでしょうか。
ぼんぼりは市内の小・中学校、住民の皆さんによる手作り。
いろんな夢や希望・願いなどが書き込んであり、ろうそくの明かりに希望を照らし出しているようです。
準備や片付けにもたくさんの方がご協力してくれました。お疲れ様でした。
またそれぞれのお寺ごとで灯りのデザインが違います。
夜のお寺めぐりも昼間とは違う顔を見せてくれるので新しい発見があるのかもしれませんね。
また「灯りまつり」に併せて普段めったに見ることができないお寺の宝が公開されるので、この機会にお参りしないと後悔するかもです。
次は1ヵ月後の10月28日(土)にも3万個のローソクが点灯されるので、見逃した人は今からカレンダーに「まる」をしておいてくださいね。
尾道の夜歩きをこの機会に楽しんでみませんか?
【尾道灯りまつり】
《3万個のローソクアート》
(日時)
2006年9月30日(土)、10月28日(土)
18:00〜21:00
(場所)市内15カ寺
(済法寺・持光寺・光明寺・海福寺・宝土寺・天寧寺・千光寺・妙宣寺・善勝寺・大山寺・持善院・西國寺・正念寺・西郷寺・浄土寺)JR尾道駅前緑地帯、しまなみ交流館前、尾道商業会議所記念館、長江口ゆとりの広場、久保新開地区、レンガ坂、向島兼吉地区
《ローソクアート(尾道駅前のみ)》
(日時)
10月7日、14日、21日の土曜日
18:00〜21:00
(場所)JR尾道駅前緑地帯
※ ローソクアートは荒天の場合、中止となります。
《イルミネーションアート》
(日時)11月1日〜12月31日 日没後
(場所)JR尾道駅〜浄土寺までの海岸通り、長江口ゆとりの広場
【寺宝展】
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