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尾道
ぶらり尾道探検隊|



6年間に渡って取材した尾道の情報アーカイブです。情報が古いものもありますが、まだまだ使える情報が盛りだくさん。まずは読んでみてね。

2005年3月号:Vol.33
戦艦大和建造中!!〜
男たちの大和 ロケ特集

もうすぐお花見シーズン到来ですね。
開花日が気になってそわそわしていませんか?
そんな季節、尾道はすごいことになりそうです。なんでかって?
それはね・・・・。
JR尾道駅前から海を眺めると向島にあるクレーン群がよく見えます。
そのクレーンは夜になると6色に輝き、今や「ライトアップのクレーン」として尾道の顔になりつつあります。
でも最近、そのクレーンの下のほうである工事が始まっています。
『はっ、まさか撤去工事!?』→「いえいえ、ご安心を。」
『じゃあ何やってんのさ?』→「そんなにせかさないで…。」

【実物大で再現!】
実はこの工事、映画のロケセットを作っているんですよ。
それにしてもずいぶん大きいな・・・って思いません? だってこれ、あの戦艦大和の一部分を実物大で再現しようとしてるんですっ!

『戦艦大和とは』
排水量7万2808トン、全長263m、最大幅 38.9mという巨大な船体に、46センチの三連主砲9門他を持つ当時世界最大最強といわれた戦艦で、昭和15年広島県呉市で造られました。

その主砲から発射される砲弾(全長約1.9m、重量約1.4t)は射程40kmを誇る絶大な威力を持っていましたが、航空機が全盛の時代にはすでに時代遅れとなっていました。
そして昭和20年4月7日、沖縄への海上特攻作戦の途中、アメリカ軍の攻撃に遭い、約3000名の尊い命と共に鹿児島県徳之島沖の東シナ海へ沈没したのでした。
【映画『男たちの大和YAMATO』】
この映画は「男たちの大和YAMATO」。
原作は第3回新田次郎文学賞を受賞した「辺見じゅん」さんの同名のノンフィクション。そして監督は「人間の証明」や「敦煌」などを手がけた「佐藤純彌」さんです。

それからキャストも豪華。
あの反町隆史さん、中村獅童さん、仲代達矢さんなどが名前を連ねています。
この映画は戦艦大和と運命をともにした乗組員やその家族らの目を通して、戦争とはなにかを壮大なスケールで描きます。

【近づくにつれて…】
で、さっそく担当D、急ピッチで建設が続くロケセットへおじゃましてきました。
造船所の門をくぐり、しばらく行くと目の前にドーンとそのグレーの巨体が姿を現します。
しばし唖然・・・。 でかすぎ

【大和に突入せよ!】
現場の許可をもらい、いよいよ大和へ突入!
艦橋の周りにはいたるところに砲台があり、取材当日にはまだ銃砲はまだありませんでしたが、これから艤装(船体に装備すること)されるようです。

そして大和といえばこれでしょう、三連主砲。
こちらもまだ台座しかありませんが、作業されている人と比べるとこの大きさがわかるんじゃないでしょうか。
これに主砲が載っかるとすんごい迫力になりそうです。

甲板は新しい木の板が敷き詰められ、まるで体育館のよう。
よく昔の人はこんなものを作ったものだと関心してしまいます。(取材当日は雨のため、少し光っています)

【クランクイン迫る!】
この一連の作業も3月後半には終わり、いよいよクランクインする予定だそうです。
どんな映画になるか今から楽しみですね。

【ハイ、レポート終わり。じゃないよ。】
「まだまだ足りないよ〜」って声も聞こえるんですが、とりあえず今回はここまで。
「男たちの大和」についての情報は随時HP上にアップしていきたいと思いますんで、これからもお楽しみに!
{次回レポートお楽しみに!}<(_ _)>
【ご注意】
東映様より撮影スケジュール、出演者の情報、ロケなど、については一切非公開とするお知らせがありました。
上記について関係機関および当協会へのお問い合わせはご遠慮ください。
なお「おのなび」では「男たちの大和」情報について、これからも可能な範囲内でお知らせしていく予定です。
東映『男たちの大和』公式ホームページ
そして本編もこうご期待。