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ぶらり尾道探検隊|



6年間に渡って取材した尾道の情報アーカイブです。情報が古いものもありますが、まだまだ使える情報が盛りだくさん。まずは読んでみてね。

2003年9月号:Vol.15
このキャラどっかで見たことない?
〜アンクル船長の館〜 柳原良平ミュージアム
[アンクルトリスに遭いに]
![このキャラどっかで見たことない?〜アンクル船長の館〜 柳原良平ミュージアム[アンクルトリスに遭いに]](./photos/15.jpg)
毎日暑いっすね。まるで一月遅れの夏がやってきたようです。夏といえば海、海といえば船。船といえば船長?というわけで今回は「アンクル船長の館」に行ってきました(またまた強引・・・)
取材日:2003年9月5日(金) 天候:はれ 取材地:アンクル船長の館

【ここです】
まず場所なんですが、尾道市外からクルマで30分程度海沿いに走った浦崎町っていう片田舎にあります。
細い道を潜り抜けるといきなり白いヨットハーバーやフェニックスの並木が目の前に広がります。
一瞬「ここはモナコか?」と錯覚してしまいそうです。(んなわきゃない)

目立つ看板が立っているので多分間違えないでしょう。
すぐ近くには境が浜マリンパークがあります。

【アンクル船長って?】
さて、さっそく中に入ってみましょう、ってその前に皆さん、アンクル船長ってなに?っていう人もいるんじゃないでしょうか。
失礼なんですけど、ぶっちゃけ担当Dもほとんど知りませんでした(^_^;)
アンクル船長とは・・・?
1950年代、サントリーのウイスキーのコマーシャル"トリスを飲んでハワイに行こう"のキャッチコピーは一世を風靡しました。

その際に使用されたキャラクター「アンクルトリス」をデザインされたのが、アンクル船長こと柳原良平さんなのです。
現在では「船長」と自ら名乗っておられるように船や海に大変興味をもたれており、アンクルトリスはもちろん、船に関係した絵画や版画など多数制作されておられるようです。

【中に入る】
というわけで改めて中に入ってみましょう。
建物は2階建てになっています。
まずは一階から・・・。
一階はコレクションルームがあります。

世界中を旅行したときに集めた船や魚関係の資料、民芸品、おもちゃがところ狭しと展示されています。
見慣れない形のものもたくさんあって、興味しんしんです。

アンクル船長さんが船や海を好きになった理由が分かるようです。

それから隣の部屋は「トリスバー」が再現されています。 1960年代の若者たちに人気があったそうです。

その当時に放送されていた「アンクルトリス」のTVCMをみながらハイボールをクイッとやると青春時代にトリップできるかも?

【2階に上がる】
トリスバーで一杯やったら2階に上がってみましょう。
その途中の廊下には当時の"トリスを飲んでハワイに行こう"キャンペーンの新聞広告が飾ってあります。
これを見て夢を膨らませた人もたくさんいるんでしょうね。
階段を上るとそこは「アトリエ」になっています。
ここで実際アンクル船長さんが絵を描かれるそうです。
運がいいと出会えるかも知れません。
海や造船所のクレーンなどが窓の外に広がり、創作意欲もそそられそうです。

その隣は「デザインルーム」。アンクル船長さんがサントリーにお勤めされていたときに製作した原画や関連雑誌などが展示されています。 懐かしいものがたくさんあります。

それから向いの部屋が自主制作のアニメが鑑賞できる「ビデオルーム」。
上映されている作品はあまり一般の目にかかる機会はないと思います。
アンクル船長さんがかかれる独特のキャラクターがいい味出してます。

その奥にはリトグラフや船の模型などが展示してある「リトグラフの展示室」がありました。

【最後に】
最後に受付をされている亀井さんにお話を伺いました。
受付の亀井さん 「柳原良平先生のコレクションがたくさん展示してありますのでぜひお越しください!」と少し照れながらおっしゃってられました。
お子さん連れでも十分楽しいですけど、やっぱり渋い大人が似合う「アンクル船長の館」。
トリスバーでハイボールをどうぞ。
アンクルトリスを知ってる人も知らない人も、是非来てくださいねー!!
「アンクル船長の館」・メモ
入場料: 大人300円(250円)、子ども200円(150円)
( )内は20名以上の団体料金
開館時間: 10:00〜17:00
休館日: 毎週火曜日(ただし祝日の場合は翌日)
アクセス: JR松永駅、福山駅より鞆鉄バス「常石行き」乗車。
「境が浜バス停」で下車。
所在地: 尾道市浦崎町境ガ浜
TEL: 0849−87−5122
HP: http://www.ukiuki.co.jp/uncle/(アンクル船長の館)
http://www.suntory.co.jp/(サントリー)