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お寺・神社
済法寺〔曹洞宗〕(さいほうじ)
おのみちエリア
宝暦3年(1753)広島国奉寺11世笑堂の開基と言われています。
境内の山中の岩には釈迦や十六羅漢像など二十六尊者の石仏が刻まれています。
またこの寺の9世物外(もつがい)不遷は「柔術不遷流」の開祖で多くの弟子を抱え、晩年は幕末動乱の中、平和を願い奔走し旅中に果てました。武術の他にも多くの俳句や書画を残し「拳骨和尚」として親しまれています。
基本データ
最終更新日:2020-05-12
- 住所・場所
- 〒722-0025
広島県尾道市栗原東1丁目15-6 - 電話番号
- 0848-22-7012
- ホームページ
- http://www.soto-shu.com/saihouji/syoukai.html
- 駐車場
- なし
- アクセス
- JR尾道駅より徒歩で約10分
- 備考
- 【主な見所】
・物外(拳骨和尚)の墓
【物外のエピソード】
《戦?》
物外が15歳の時、武士と町人の子供同士の大喧嘩がありました。
物外は町人の子どもの参謀として参加。
事前に役人に知られ喧嘩は収まりましたが、物外は「太閤記」を基に陣地に地雷火を仕掛け本格的な陣構えで用意周到に準備していたそうです。
物外は役人にこのことがばれて寺を追放になりました。
《なぜ鐘が…?》
物外が大阪の永平寺いた頃、なぜか寺の釣鐘が地面に降ろしてあったそうです。
住職らが鐘が打てなくて困っていたところ、物外が「茶飯を食わせてくれたら上げてやる。」とのことなので食べさせると、物外は軽々と鐘を元の位置に戻しました。
その後も、物外は茶飯がほしくなる度に鐘を下ろしていたとか。
《鉄拳》
物外が古道具屋で立派な碁盤を見つけました。
しかし物外は金を持っていなかったので、主人に次に来るまでとっておいてほしいと頼むと、主人は「何か手付けのものがほしい」と言ったそうです。
すると物外は手付け代わりに碁盤の裏に鉄拳を振り下ろし、拳の形の凹みをつくり主人を驚かせました。
《近藤勇と木碗》
晩年、物外が托鉢の途中、新選組の道場から聞こえる竹刀の音に引かれて中をのぞいていたところ、隊員に道場に引き込まれ立会いを強要されました。
しかしいくら隊員たちが立ち向かってもいっこうに歯が立ちません。
そこで局長の近藤勇が槍を持って立会いに臨んだところ、物外は出家の身なのでということで二つの木椀を取り出し、近藤の槍をその椀で受け止めてしまいました。
近藤がいくらもがいてもびくともせず、物外が手を緩めたところ近藤は後ろに倒れてしまったとか。
※金額は調査時のものです。詳細については各施設にお問合せください。
関連リンク
マップ
済法寺〔曹洞宗〕のアルバム