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尾道
ぶらり尾道探検隊|
6年間に渡って取材した尾道の情報アーカイブです。情報が古いものもありますが、まだまだ使える情報が盛りだくさん。まずは読んでみてね。
2006年12月号:Vol.41
瀬戸田一日ぶらり旅(その2)
11月号に続き瀬戸田の特集です。
あーらあら担当Dさん、今度はどーこへ行くんですかぁ?(「ぶらり途中下車の旅」風)
というわけで、今回は前回訪れた瀬戸田の中心部を離れ、少しドライブしてみました。
少し風も肌寒くなり始めましたが、日中は窓を少し開けて走ると気持ちいい潮風が車内に入ってきます。
前回お世話になった平山郁夫画伯の生家そばにあるオレンジ色の「高根(こうね)大橋」を渡り、隣の島「高根島」へ渡ることにしましょう。
この高根島はとても甘いことで有名な「高根みかん」の産地で、この橋のオレンジ色もそのイメージに合わせたものなのかも。
この橋、最初は奇抜な色だなとも思ったんですが、島の緑色と海の色、そして空の色となじんでくるようで不思議です。
橋の上からおだやかな瀬戸内海の風景を眺めているとあっという間に高根島に到着です。
高根島はとっても小さな島で周囲約10kmほどしかないんですが、島全体がみかん畑に覆われていて、そのおいしさは全国トップレベルだとか。
取材に訪れたときもみかんの緑の葉っぱの間によく熟れたおいしそうなみかんがたわわに実っていました。
さて、これからどこに行こうかと地図を眺めていると「高根島灯台」のマークが。
途中から道が描かれてなく、なにやら楽しそうな予感。
「ぶらりおのみち探検隊」隊長(自称)、こりゃ行ってみるしかないでしょう!
「未開の地に謎の巨大生物が!?」「地底の奥底に地底人は存在した!!」なんていう某探検隊番組のおどろおどろしいテロップがグルグル頭を巡る中、細心の注意を払いつつ車を発進…。
※以下「探検隊モード」でお送りいたします。話半分でスルーして下さい…
まもなく我々(1人)は不思議な場所を発見した!
このトンネル、一見普通のトンネルだが、中は素掘りのようである。
これは紛れも無く地底人が掘ったものに違いない!隊員にも緊張が走る。
周囲に気を払いながら恐る恐る足を踏み入れる。
この先いったい何が我々(1人)を待ち受けているというのだろうか!?
トンネルを抜けるとそこにはなんとみかん畑が一面に広がっていた。
たわわに実ったみかんが大地の生命力を見せつけるかのようだ。
そのみかんのジャングルを車を走らせていると突如として「高根灯台」の看板が現れた。
ついに我々は伝説の灯台への入口を発見したのだ!
看板によるとここから灯台までは徒歩で200m(byボランティアグループ)らしい。
未開のジャングルを目の前にいよいよ探検も佳境を迎えるのか!?
いやがおうにも隊員の緊張が高まるっ!
生い茂る草が隊員の行く手をまるであざ笑うかのように立ちふさがる。
その絡みつく草をかき分けながら進むと、そこにはまたしてもみかん畑が広がっているのだった。
どうやら伝説の灯台まではみかん畑の中の道を歩いて行くようだ。
眼下にはみかん畑越しの瀬戸内海が広がり、隊員の疲労した心を癒してくれる。
倒木を避けながら、隊員たちはさらに慎重に一歩一歩足を進めるのであった。
しばらく足を進めると突如として我々の目の前に驚くべき光景が!
昔は何かの施設であったのだろうか、建物の基礎のようなものが見て取れる。何かの遺跡であろうか…?いったい誰が?何のために…?
謎は深まる一方である。
とその時、「隊長っ!」
隊員の一人が叫んだ!(空耳)
いったい何がおこったというのか!?
我々はその隊員の下に駆けつけた!
と、まあ今までの「ぶらり」とは一味違う感じでお届けしました「瀬戸田」特集、いかがでしたでしょうか?
瀬戸田とはいっても「高根島」のみでつぶれてしまったので、続きはまた次の機会に。
まだまだ魅力一杯の瀬戸田へ一度足を運んでみてくださいね。
【探検の記録】
・瀬戸田→(高根大橋《無料》経由、車で5分)→高根島
(島内)
・高根大橋 →(車で2分)→高根島トンネル
→(車で5分)→灯台入口→(徒歩5分)
→高根島灯台
【年末のご挨拶】
今年一年「ぶらり尾道探検隊」をご愛顧頂きありがとうございました。
来年も引き続き旬の情報をお届けしますので、一緒に「ぶらり」楽しんでくださいね〜
担当D
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